トイレの配管の水漏れやつまりの予防方法とは？掃除方法や工事費用とあわせて解説 -しずおか水道職人 -静岡県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

昨今のDIYブームで古いトイレなどを改装してみたいと挑戦する方もいらっしゃいます。

特にトイレで水漏れが起こった時など、自分で対処できるようになれば悪徳な業者に当たってしまうという心配もありません。

しかし、どこに原因があるか、自分で対処が可能かどうかをすぐに判断しないと思わぬ被害に合ってしまう可能性も高いでしょう。

この記事では、トイレの構造と水漏れの原因についてご紹介いたします。

水漏れを予防するにはどうしたら良いのか、万が一業者に頼んだ場合、工事費用などはいくらかかるのかなども合わせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレの配管は2種類ある

トイレの配管は2種類で構成されています。

 

・配水管

・給水管

 

トイレの水を流す排水管

用を足した後に水を流す配管を排水管と言います。

排水管は基本的に鉤型をしており、一目では見えにくい構造です。

また便器はそのもの自体がトラップと呼ばれる便器内の水でふたがされる仕組みとなっており、汚水が戻ってこないようにしたり、嫌な匂いが極力出ないようしたりという工夫がされています。

 

水を水道から引く給水管

トイレのタンクに付いている配管は、水道から水を引いている給水管です。

最近ではタンクレスのトイレも増えてきていますので、トイレの背面や壁、床などに収納されていることも多い傾向にあります。

トイレの取っ手を引くことで、この給水管を通ってタンクに水を入れたり、直接水を引いてきたりする仕組みです。

 

トイレの配管サイズ

トイレの配管サイズは各家によって多少前後することがあります。

特に排水管はトイレの排水口サイズと合わせることが多く、一般家庭の水洗トイレの排水口が75mmであるため、75mmまたは100mmのものが多く採用されています。

新しいトイレを取り付ける際は、事前にご自宅の排水管のサイズとトイレの排水口のサイズをよく確認しておきましょう。

 

トイレの配管が水漏れする原因

 

トイレの配管が水漏れの原因となりやすいのは、以下の2つです。

 

・給水管は管の接続不良で起こりやすい

・排水管はつまりが原因であることが多い

 

給水管は管の接続不良で起こりやすい

給水管の水漏れなどによるトラブルでよく原因となるのが、配管の接続不良です。

ナットやボルトが緩い、パッキンが劣化しているといったことで水が漏れてしまいます。

多くはボルトを締め直したり、パッキンを新しいものに交換したりすることで直るため、工具さえあれば初心者でも修理可能です。

 

排水管はつまりが原因であることが多い

排水管トラブルの代表とも言えるのが、つまりです。

排水管は一般的に上記で説明したサイズであることが多く、通常ならばつまらないように設計されています。

しかし、トイレットペーパーなどを流し込みすぎたり、排水管サイズ以上のものを誤って流したりすることで、排水管がつまり、水が流れない状態になってしまいます。

 

トイレの配管から水漏れしている際にすべきこと

トイレの配管から水漏れしているのがわかったら、慌てずに下記の対応をとりましょう。

 

・水漏れの原因を特定する

・止水栓を止める

・管理会社や業者に連絡する

 

水漏れの原因を特定する

まずは落ち着いて、どこが水漏れをしているかを確認しましょう。

この時、トイレの水が流れないからと言ってもう一度レバーを引くのは止めてください。

排水管が詰まっている場合、行き場のない水が床に溢れるという二次被害を生み出しかねません。

トイレは基本的に溢れないように設計されています。

しかし確認で一回だけ流すならまだしも、何回も流してしまうと余計に悪化してしまうかもしれません。

 

止水栓を閉める

水漏れの原因が特定できない場合でも、止水栓は閉めておきましょう。

一時的に水を止めることで被害の拡大を抑えられます。

また水漏れでかかった水道代は基本的に自費になってしまうので、金銭的にも閉めておくと良いでしょう。

 

管理会社や業者に連絡する

賃貸である場合は、すぐに大家か管理会社に連絡しましょう。

たとえ簡単な部品交換のみの水漏れであっても、賃貸であれば全ての部品が管理会社のものです。

またトイレの配管の水漏れは、素人目には判断が難しいものも多くあります。

水漏れの原因がわからない、自分では直せそうにないと思ったら、すぐに業者に依頼するようにしましょう。

 

トイレの配管が詰まってしまったら

排水管は軽いつまりであれば、ご自身で解消することも可能です。

トイレから異音がする、業者を呼ぶ程ではないが軽くつまっているような感覚がする、という時は、以下の3点を試してみても良いかもしれません。

 

・ラバーカップまたはパイプクリーナーでつまりを取る

・ワイヤーブラシでつまりを砕く

・薬剤でつまりを溶かす

 

ラバーカップまたはパイプクリーナーでつまりを取る

トイレのつまりを解消するものとして真っ先に思い浮かぶのが、このラバーカップでしょう。

先端にゴムのカップが付いたこの道具を便器内に突っ込んで、ゴムの吸引力でつまりを解消するというものです。

最近では、ラバーカップよりも吸引力のある真空式のパイプクリーナーというものも発明されました。

使い方は先端に付いたゴムのカップをトイレに入れ、持ち手のレバーを引くというものです。

トイレシートやトイレットペーパーだけがつまっている場合は、これらで解決することができます。

 

ワイヤーブラシでつまりを砕く

ラバーカップやパイプクリーナーでは届かない奥の方でつまってしまった場合や固いつまりをほぐすのに有効なのが、ワイヤーブラシです。

先端に硬い金属ブラシが付いたワイヤーで、さまざまな長さがあります。

清掃員が使用することが多く、ホームセンターなどで購入することが可能です。

便器に落とした携帯などを引っ掛けて取ることもできます。

 

薬剤でつまりを溶かす

薬剤でつまりを溶かしてしまうという方法もあります。

しかし、薬剤はつまりの原因がはっきりしていないと効果を十全に発揮することができません。

トイレットペーパーなどが原因の場合はクエン酸と重曹が一緒になったもの、尿石などが原因でつまっている時はクエン酸や酸性洗剤といった酸性の成分が中心となっている薬剤を使用しましょう。

用途にあった薬剤を選ぶことが重要ですので、購入の際は注意してください。

またこのような薬剤を使用する場合は、一旦便器内に残っている水を全て抜く必要があります。

簡単そうに見えるかもしれませんが、薬剤を使用するのは他の方法と同じぐらい手間がかかることもあるので、留意しておきましょう。

 

水漏れ予防のためにトイレの配管を掃除しよう

では、水漏れを防止するために、どのような対策をするべきなのでしょうか。

ここでは、水漏れを予防するための配管の掃除方法などをご紹介いたします。

 

排水管をつまらせないために

排水管はそれほど大きなサイズではないため、トイレットペーパーなどで簡単につまってしまう可能性があり、配慮が必要です。

排水管をつまらせないためには、定期的に掃除して普段からつまらないように心がけましょう。

 

トイレの排水管の掃除方法

トイレの排水管の掃除方法は、以下の通りです。

 

・泡の掃除クリーナーなどを使用する

・酢と重曹を使用する

・定期的にラバーカップを使用する

 

この他にも、つまりやすい排水管の場合はニ、三回に分けて流したりすると良いでしょう。

またトイレットペーパー以外のものを流してはいけません。

特にティッシュは意外と水に溶けないものも多いので、使用する時は確認しておくことが大切です。

 

トイレの給水管の掃除方法

給水管の掃除はパッキンなどを外したりすることはできないので、主に周囲の掃除をこまめにすることが重要になってきます。

特にタンクのあるトイレの場合、給水管が見えていることが多いため普段からホコリなどが溜まらないように掃除しておくだけでも、部品の劣化を遅くすることが可能です。

 

トイレの配管工事料金は

トイレの配管トラブルを自分で解決できない場合は、速やかに業者にお願いするべきですが、気になるのは工事料金です。

最後にトイレの配管工事料金についてご紹介いたします。

 

トイレの配管を工事かかる料金について

トイレの配管にかかる工事費用は、トラブルが起きている場所やつまりの具合によって変わります。

トイレの配管自体の交換にかかる費用の相場は、およそ15,000〜35,000円 ですが、排水桝の異常であれば交換など行った場合100,000円以上かかることもあります 。

不当な被害にあわないよう、あらかじめ水道会社などで見積もりを取ることが大切です。

 

トイレの配管つまりにかかる費用は約5,000円~30,000円

トイレの配管つまりを解消するために業者に依頼をした場合、かかる費用はおよそ5,000円〜30,000円とされています。

つまりが軽い場合は薬剤を使用しますが、重い場合は特殊な洗浄機などを使用することもありますので、留意しておきましょう。

 

まとめ

ここまでトイレの配管と水漏れの原因などをご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか。

トイレの水漏れは放置してしまうと、匂いなどによる二次被害が出てしまうケースもあります。

対処が難しい、わからないという方は、すぐに業者にお願いするようにしましょう。

古いトイレを利用している場合、トイレのつまり予防として、排水管などを定期的に掃除するのも効果的です。

昨今ではたくさんの水道業者がありますが、割に合わない部品代や高額な出張費を請求するといった悪質なものも多く横行しています。

水漏れが起こってしまった時、そのような被害に合わないためにも、水道局が指定した業者にお願いするようにしましょう。

静岡で水漏れなどのトラブルにお困りの方は、ぜひ｢しずおか水道職人｣にお問い合わせください。