水のコラム
水道管が凍結しやすい温度はマイナス4℃!早めの予防で凍結を防ごう!
寒さが厳しい日に心配なのが、水道管の凍結です。
水道管には凍結しやすい温度や環境などの条件があることをご存じでしょうか。
水道管が凍りやすい条件を知っておけば、凍結を早めに予防できるかもしれません。
本記事では、水道管が凍結しやすい条件や、凍結を予防するための対策方法を紹介しますので、水道管の凍結に備えたい方はぜひ、本記事を参考にしてください。
水道管が凍結しやすいのはどんなとき?
ここでは、水道管が凍結しやすい条件を、気温とそれ以外の要素に分けて紹介します。
水道管が凍結する温度はマイナス4℃!
一般的に水道管が凍結するといわれている温度はマイナス4℃です。
気温がマイナス4℃になったからといって、全ての蛇口の水が一斉に凍るわけではありません。
しかし、ひとつの目安として知っておきましょう。
水道管が凍ると蛇口から水が出なくなるため、水やお湯を使う場面で多くのトラブルが生じます。
水やお湯は私たちの生活になくてはならない存在のため、水道管が凍って水が出なくなると日常生活がかなり不便になるといえるでしょう。
温度だけじゃない!水道管が凍結しやすい条件
水道管が凍りやすい条件は気温だけではありません。
次のような条件下では、気温がマイナス4℃以下にならなくても水道管が凍結する可能性があります。
- ●屋外にある
- ●日当たりの悪い場所にある
- ●冷たい風が直接当たる場所にある
- ●対策がされていないまま水道管がむき出しになっている
屋外には風をさえぎる壁がない分、冷たい風の影響を受けやすくなります。
また、保温対策がされていない場合も気温の影響を直接受けるため、水道管が凍りやすいといえるでしょう。
日当たりが悪い場所の水道管も要注意です。日が当たりづらいと気温が上がらず、凍結がどんどんひどくなる恐れがありますので注意してください。
水道管の凍結を予防するには?
水道管が凍結しやすい条件が分かったところで、凍結を予防するにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、水道管の凍結を予防するための対策方法を5つ紹介します。
蛇口から少量の水を出しておく
凍結対策の1つ目は、蛇口から少量の水を出しておく方法です。
水が流れ続けていれば凍りません。
そのため、蛇口から少量の水を出しておくことで凍結を予防できます。
しかし、少量であっても水を出しっぱなしにしている分、水道料金はかかりますので注意が必要です。
水を出しっぱなしにするのではなく、蛇口の下にペットボトルやバケツなどを置き、洗濯や皿洗いなどで再利用できるようにしておくと良いでしょう。
水道管の水抜きをする
対策方法2つ目は、水道管の水抜きです。
寒さが厳しく、水道管の凍結が予想される寒冷地の蛇口には、水抜きができる「水抜栓」が付いています。
冷え込みがひどい夜は、以下を参考にして水道管の水抜きを行い、翌日の凍結に備えましょう。
- 1.全ての蛇口が閉まっているかを確認する
- 2.水抜栓を閉める
- 3.全ての蛇口を開ける
- 4.蛇口に手を当てて吸い込まれるような感覚があれば完了
- 5.再度全ての蛇口を閉める
水抜栓には手動の「ハンドル式」と自動の「電動式」の2種類があります。
ハンドル式の場合は手でハンドルまたはレバーを回し、電動式の場合はパネル操作で水抜きを行ってください。
水道管を保温して寒さから守る
3つ目の対策は、水道管を保温する方法です。
水道管が屋外にあり、しかも防寒材などがなにも巻かれていない状況であれば、冷たい風の影響を直接受けるため、水道管が凍結しやすくなります。
そのため、特に屋外でむき出しになっている水道管には防寒材を巻いて保温し、寒さから本体を守りましょう。
防寒材として使用する際は、次のものがおすすめです。
- ●タオル
- ●古い布きれ
- ●雑巾
- ●毛布
- ●保温チューブ
- ●保温テープ など
防寒材を水道管全体に巻き付けたあと、紐やテープなどでしばって固定すると強風でも剥がれにくくなります。
タイマーを利用して追い炊きをする
4つ目の対策は、給湯器の追い炊き機能を使用する方法です。
自宅の給湯器に追い炊き機能が付いているのであれば、タイマーを利用して凍結が心配な時間帯に追い炊きをし続けると、水道管内の温水は凍りません。
ただし、追い炊き機能も少量の水を出す方法と同様に、多用には注意が必要です。
追い炊きしている間はガス料金が発生しますので、追い炊きしたお湯を皿洗い用の水やシャワーの代わりとして使うなど、無駄にならないように工夫して使いましょう。
室内の温度を上げておくのも効果的!
室温を上げておくのも、凍結対策として効果的な方法のひとつです。
水が凍る温度は0℃ですので、そもそも室温が氷点下以下にならなければ、基本的に建物内の水道管は凍結しません。
そのため、水道管の凍結が予想される夜は暖房機器で部屋を温めて寝るようにしましょう。
暖房機器で夜中に室内を温める方法も、少量の水出しや追い炊きと同様に、使った分だけ電気料金がかかるので注意が必要です。
電気代が気になる場合は暖房機器のタイマー機能を利用し、最も冷え込みが厳しくなりそうな時間帯のみ室内の温めを行ってください。
水道管が凍結すると起きるおそれのあるトラブル
そもそも、水道管が凍結するとどのような影響があるのでしょうか。
ここでは、水道管の凍結によって起こる可能性があるトラブルを2つ紹介します。
水が出なくなる
1つ目は、水が出なくなるトラブルです。
水道管が凍結すると蛇口をひねっても水が出ないため、次のようなトラブルが起こります。
- ●皿が洗えない
- ●顔や手が洗えない
- ●シャワーができない
- ●湯船にお湯を溜められない
- ●トイレが流せない
水が出ない間はできないことが多いため、常に不便を感じながら生活することになるのです。
水道管が破裂する
2つ目は、水道管が破裂するトラブルです。
水は凍ると膨張して体積が増えるため、膨張した氷が管内を圧迫することで水道管が破裂する可能性があります。
水道管が破裂すると破裂箇所から水が漏れ出すため周辺が水浸しになるだけでなく、修理が完了するまでの間は該当する水道管が使用できません。
屋外で独立している水道管であれば被害はそこまで大きくはないかもしれませんが、建物内の水道管が破裂した場合は日常生活に支障をきたすでしょう。
また、戸建ての場合は自宅だけのトラブルで済みますが、アパートなどの集合住宅の場合は下の部屋まで水漏れさせてしまう可能性もありますので注意してください。
トラブルが起きる前に業者に依頼するのがおすすめ
水道管が凍結すると生活がかなり不便になるため、トラブルが大きくなる前の段階で早めに業者に依頼するのもひとつの手です。
早く凍結を直そうと闇雲に対処した場合、凍結が悪化したり、急な温度変化によって水道管が破裂したりする可能性があります。
凍結の状態がひどく、自分で対処が難しいと感じた場合はすぐにプロの業者を呼んでください。
プロの業者であれば、正しく安全に水道管の凍結に対処してくれるでしょう。
適切に対応してくれる業者は?業者選びのポイント
水道管の凍結を業者に対処してもらう場合、依頼する業者はどこでも良いわけではありません。
ここでは、適切に対応してくれる業者を選ぶポイントを紹介しますので、業者を探す際の参考にしてください。
創業年数が長く実績豊富な業者を選ぶ
業者選びのポイント1つ目は、創業年数と実績です。
お客様への対応が悪かったり、料金や修理内容などでトラブルがあったりする業者は長く事業を続けられません。
創業年数が長いということは、それだけお客様との信頼関係が築けている一つの目安になるため、会社のホームページを確認して創業年数が長い業者を選びましょう。
また、これまでの修理実績も重要です。
依頼してみたいと思う業者が見つかっても、これまでに水道管の凍結に関する実績がなければ修理を依頼するのは不安を感じます。
ホームページでこれまでに対応した実績を確認し、凍結に関する実績がある業者に依頼しましょう。
費用があまりにも安すぎる業者は避ける
ポイントの2つ目は、費用の安さです。
業者に依頼する場合、なるべく費用を抑えたいと考える方が多いのではないでしょうか。
ただし、あまりにも安すぎる料金を設定している業者には注意が必要です。
「水のトラブル〇円から!」などの料金表示だけで具体的な料金表がない業者は、とりあえず依頼させて後から高額な費用を請求する可能性があるため避けましょう。
ホームページにトラブル別の費用目安がきちんと記載されている業者を選ぶようにしてください。
複数の業者で相見積もりをとる
3つ目のポイントは、複数業者での相見積もりです。
1社のみに修理を依頼すると、提示された見積もりが他の業者と比べて安いのか高いのか判断できません。
費用の目安を把握するためにも、3社程度で相見積もりをとって料金を比較しましょう。
また、複数業者で相見積もりをとると料金だけでなく、応対などのサービス面も比較できますので、安心して任せられる業者を選んでください。
水道局指定の工事店かを確認する
料金やサービスが同じようないくつかの業者で迷っている場合は、水道局指定の工事店を選ぶのもおすすめです。
水道局指定の工事店とは、給水に関わる工事ができることを水道局から認められている業者です。
認可を受けるには給水に関する知識や実務経験など、一定の基準があるため、業者選びで迷った際は水道局指定の業者を選ぶのがおすすめといえるでしょう。
まとめ
水道管が凍結しやすい条件は次のとおりです。
- ●気温がマイナス4℃以下
- ●屋外にある
- ●日当たりの悪い場所にある
- ●冷たい風が直接当たる場所にある
- ●対策がされていないまま水道管がむき出しになっている
水道管が凍結すると日常生活に不便が生じるため、早急に対処したいところですが、自己判断で対処するのは危険です。
氷が自然に溶けるまで待つのが難しい場合は、すぐに業者を呼びましょう。
「しずおか水道職人」は、静岡市や浜松市など静岡県の各地域への出張に対応しています。
静岡県にお住まいで、水道管の凍結にお困りの方はぜひ一度、しずおか水道職人に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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