水のコラム
お風呂の排水口掃除で欠かせないポイント。具体的な掃除方法も解説
お風呂全体の汚れが全て集る排水口。排水掃除をこまめにしなければ、嫌なニオイがこもってしまいます。
この記事では、お風呂の排水口の構造や詰まる原因、具体的な掃除方法を詳しく解説します。正しい掃除方法を覚えて実行して下さいね。
お風呂の排水口はどんな構造?
ユニットバスの場合、お風呂の排水口は2箇所あります。
その1つは、浴槽の中の排水栓。もう1つは洗い場の排水口です。その2つの排水口は別々の場所にありますが、同じ排水管につながっています。
多くの場合、洗い場の排水口に浴槽の排水栓から出ている菅がつながり、洗い場の排水口の排水トラップと結合します。結局は、同じ排水管につながるという構造になっているのです。
排水管側から見る場合、排水トラップ部分で2つに枝分かれが生じる状態。片方が洗い場の排水口に、もう一方が浴槽の排水栓につながっています。
そのためお風呂の排水口のトラブルが生じた場合は、このパーツ全体のどこかに問題があるということです。その中で考えられる場所は、浴槽の排水栓・洗い場の排水口・排水トラップ・排水管の4ヶ所あります。奥に行けば行くほど、詰まりを解消することは難しくなります。
お風呂の排水口はなぜ詰まる?
ここで、お風呂の排水口が詰まる原因を5つ紹介します。
■固形物
お風呂場で入浴剤を使う、新しいシャンプーの入れ替えをすることがあるのではないでしょうか。その際に、出る小さなゴミをお湯で流してしまうならば、排水口に詰まってしまいます。
他にも、ボトルキャップやカミソリの刃などを誤って流すことがあるかもしれません。これらの固形物が排水口に詰まってしまうと、その固形物に髪の毛や石鹸カス、皮脂などが付着して、さらに大きな詰まりを起こすこともあり得ます。
そのため、浴室に持ち込むものには十分注意して下さい。固形物を流してしまった場合は、必ず回収するようにしましょう。万が一、手を使っても届かない範囲まで流してしまった時には自分で対処せず、水道業者に依頼することをおすすめします。
■髪の毛
お風呂で髪を洗う際に、大量の髪の毛が流れていきます。髪の毛は、男女・年齢を問わずに1日に50本〜100本程度抜けますが、その多くが髪と頭皮を洗うシャンプー時に流れていくのです。また、シャンプー時に抜け落ちた髪の毛というのは、皮脂汚れやシャンプーの油分と混じり合っている状態。
髪の毛にワックスなどをつけている人は、それらの汚れも髪の毛に付着していることでしょう。
多くの場合は、排水口のキャッチャー部分で髪の毛をキャッチできます。しかし、その隙間から流れていくならば、排水口の詰まりを生じさせてしまうこと間違いありません。
■石鹸カスやシャンプーカス
お風呂場で使用したシャンプーやボディーソープの洗剤カスも、排水口詰まりの原因になります。お湯と混ざり合って流れていく洗剤カス。排水口の中に流れ込んだ固形物や髪の毛に付着することでドロドロした大きな塊に変化します。粘性のある非常にしつこい汚れになる可能性も。
■皮脂や垢
お風呂場は、1日の汚れを落とす場所。ボディーソープやシャンプーを使って体や髪の毛を洗う際に、皮脂や垢が落ちていきます。もちろん1度の入浴で出る汚れが原因で排水口が詰まることはありません。
しかし、毎日繰り返しているうちに少しずつ排水管の壁の内側部分や排水トラップに汚れが付着していきます。そして、それがある一定の量溜まった時に詰まりを起こしてしまうのです。
家族が多い家庭においては、これらのタイプの汚れが溜まりやすいので注意して下さい。
■雑菌
湿度が高く水分があるバスルームは、雑菌にとって最適の環境といえます。加えて、髪の毛や石鹸カス、皮脂などの栄養がある排水口付近は雑菌が増えやすい場所。
これらの汚れをしっかり取り除かないと、雑菌はどんどん増えて嫌なニオイやヌメリを生じさせてしまうでしょう。
お風呂の排水口の掃除方法を解説
ここで、お風呂の排水口の掃除方法を3パターン紹介します。
1つ目は、普段の簡単な掃除方法です。使う道具は、歯ブラシと浴室用洗剤、ゴム手袋です。排水口があまり汚れていない時にでも、サッとできるので是非試して下さい。
まず、ゴム手袋を装着した手で排水カバーを外し、ヘアキャッチャーの髪の毛を取り除きます。次に、浴室用洗剤と歯ブラシを使ってヘアキャッチャーとその周辺をこすり洗いして下さい。
シャワーで洗い流して、排水カバーを戻せば完了です。
2つ目は、少し汚れが気になる時の掃除方法です。すでに汚れが付着している場合には、重要とクエン酸を使った掃除がおすすめです。汚れを浮き上がらせ、キレイに掃除できます。
使用するのは、ゴム手袋・重曹100グラム・クエン酸50グラム。ゴム手袋を装着した後、重曹とクエン酸をそれぞれヘアキャッチャーに振りかけて下さい。続いて、コップ1杯ほどのぬるま湯をその上からかけ発泡させます。
30分ほど時間を置いて、シャワーで洗い流して下さい。汚れが残っている場合は、歯ブラシ等でこすり洗いするとキレイになります。
3つ目は、ヌメリやカビが気になる時の掃除方法です。使用するのは、塩素系漂白剤とゴム手袋、古い歯ブラシです。まず、排水口の蓋やヘアキャッチャーなどの部品を全てはずして、大きな汚れを取り除きます。
その後、外したパーツに塩素系漂白剤をつけて30分ほど時間を置いて下さい。時間を置いた後に漂白剤を洗い流し、細かい汚れを歯ブラシで落とします。
お風呂の排水口が詰まらないようにするには
では、お風呂の排水口詰まりを予防するためにどんなことができるでしょうか。
2つの予防対策を紹介します。
1つ目は、パイプクリーナーを使うことです。週に1度ほど、排水パイプのメンテナンスのためパイプクリーナーで掃除するようにして下さい。
使用方法は、パイプクリーナーを排水口に流し込むだけ。パイプクリーナーは、髪の毛や皮脂汚れを分解し排水口の流れを整える働きがあります。詰まってからでは効果がないので、詰まる前に予防として使うようにして下さい。
2つ目は、ゴミ取りシートを活用することです。排水口掃除を毎日したいと思っていても、忙しくてなかなかできない人も多いのではないでしょうか。
そんな時は、掃除を楽にするお風呂の便利グッズを活用するのはどうでしょうか。排水口用のゴミ取りシートは、お風呂で出たゴミや髪の毛をゴミ取りシートがしっかりキャッチ。
排水口の上から貼り付けることで目皿にゴミが溜まるのを防ぎます。ゴミが溜まった後は、シートを剥がして捨てるだけ。排水口周りを清潔に保てます。シートをつけることによって汚れ防止効果にもつながるため、掃除もグッと楽になること間違いありません。
まとめ
髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カスなどが流れて集まってくるお風呂の排水口。定期的に掃除しないと、嫌な臭いがしてきたり、詰まりを起こすことがあるかもしれません。
汚れが気にならないときは、浴室用洗剤でサッと洗うだけでも十分キレイになります。しかし、ヌメリやカビが気になる場合は塩素系漂白剤での掃除がおすすめです。パイプクリーナーやゴミ取りシートなどを使用して、排水口詰まりを予防していきましょう。
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