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水のコラム

キッチンの水道栓が壊れたら?修理方法や交換のタイミングを解説

2022年05月23日 キッチン


1日に何度も使用するキッチンの水道栓。長年使用していると、徐々に不具合が出ることもあるでしょう。キッチンの水道栓が突然、壊れることもあるかもしれません。この記事では、水道栓が故障した時にどのように対処したらいいのか具体的な対処方法を紹介します。いざという時に役立ててくださいね。

キッチンの水道栓の寿命はどのくらい?

キッチンの水道栓の寿命は約7〜10年。環境や蛇口の品質、使用頻度によっても耐久年数に違いはありますが、毎日使うものなので衛生面を考えると早めの交換がおすすめです。

また、耐久年数に満たない場合でも、交換した方が良いことも。たとえば、レバーハンドルが固くなり操作しづらくなった時には交換を考えましょう。これは、水道水のミネラル成分が付着したり、見えない部分が錆び付いたりすることが原因です。

また、水栓がスムーズに動くためには、グリスと呼ばれる潤滑油が欠かせません。レバーハンドル部分のグリスが切れるなら内部に部品に摩擦が生じ、水栓が操作しにくくなることも。ハンドルから甲高い音がするのも交換のサインです。単水栓やツーハンドル混合水栓をひねったときに、甲高い音が出る時には、コマパッキンの劣化が疑われます。

劣化を放置していると水漏れを引き起こすことがあるため、早めに交換してください。さらに、接続部分の緩みや部品の劣化によって、吐水口や根元から水漏れすることがあります。吐水口やハンドルレバーの下から水漏れはカートリッジの劣化が、水栓の根元部分の水漏れはパッキンの劣化が考えられます。

早めに水道栓を交換して水漏れを防ぎましょう。加えて、蛇口がぐらつく時にも水道栓の交換を検討してください。水栓本体または、取り付け台座のビスの緩みによって、蛇口のぐらつきが生じます。根元から水が染みこんで台座が劣化した場合、根元から水が漏れ出すことも。シンク下に漏れた水が染み出してシンクを傷めてしまう可能性もあります。早めに修理や交換に出してください。

キッチンの水道栓が壊れたら?具体的な修理方法を解説

ではキッチンの水道栓が壊れた際、どのように修理すれば良いのでしょうか。

まず、キッチンの水道栓の状態をチェックしてください。蛇口のぐらつきが見られる場合は、本体や取り付け台座のビスが締まっているかどうか確かめ、緩んでいる場合は閉め直します。水漏れしている場合には、どの部分から水漏れしているか、接続部分や配管を触って確かめてみてください。

次に、作業中に水が噴き出ることを避けるために、シンク下の止水栓を閉めます。水道メーターの側にある元栓の位置がわかるのであれば、元栓も閉めるようにください。その後、水栓を分解します。この時点で自分では、対処できそうにない場合は、水道業者を呼びましょう。下手にいじってしまうとトラブルが悪化することも。

水栓内部に原因があると分かったら、水栓を分解しなければなりません。初めに、レバー全面またはハンドル上部についているカラーキャップを取り、ネジを緩めてハンドルを外してください。ツーハンドル混合栓の場合はナットを外してバルブを引き抜きます。シングルレバーの場合は、カートリッジ押さえを外した後、カートリッジを取り出しましょう。

水が出てくるスパウトという部品を引き抜いたら分解完了です。後から見直せるように、スマートフォンで写真を撮りながら作業することをおすすめします。続いて、水栓を分解した部分を清掃します。本体には付着した水垢や結合部分のサビやゴミを拭き取ってキレイに掃除して下さい。

シングルレバー混合水栓のレバーハンドルが固い場合は、水道修理に使うグリスを塗って滑りを良くしていきましょう。ゴミや汚れを全て拭き取った後に、カートリッジやパッキンなどの部品を交換します。

続いて、分解した時と逆の手順で水栓を組み立てます。写真を見ながら確認しながら組み立てていきましょう。最後に、水道栓が問題なく使用できるかチェックします。最初に閉じた止水栓と元栓を開いて、水を出し続けて問題なく使用できるか最終確認してください。水漏れがないかも細かくチェックしましょう。

キッチンの水道栓を選ぶときのポイントは?

キッチンの水道栓といってもさまざま。水道栓を選ぶときには、蛇口のタイプ・付ける場所・水栓の機能といった3つのポイントに注目して選べます。

まず蛇口のタイプです。水道栓の蛇口には、水またはお湯の出し・止めのみだけするシンプルな単水栓、ひとつのレバーを上下・左右に動かすことで水の出し・止めや、湯水量調整・流量調整するシングルレバー混合水栓などがあります。

また、お湯と水の2つのハンドルで温度と流量を調整するツーバルブ混合水栓もあります。どのタイプの蛇口が使いやすいかを考えて決めることもできるでしょう。

次に、どこに取り付けるかです。キッチンの水道栓を取り付け方は2つ。蛇口が壁に取り付けられている「壁付けタイプ」、シンクやバスタブのなど台座に取り付けられている「台付けタイプ」です。

どちらのタイプが良いか、用途に合わせて選ぶことが可能です。加えて、水栓の機能で選ぶこともできます。蛇口にどのような機能が付いているかは、調べておきたいポイントのひとつです。たとえば、手をかざすだけで水を出し・止めができるセンサー水栓があります。汚れた手であっても、レバー触ることなく水を出せるため衛生的。かざしている時だけ吐水するので、水の出しっ放しを防ぐこともできます。

また、少ない水量で広い面積に湯水を当てられるシャワー水栓といった機能が付いたものも。整流と切り替えられるタイプのものだったら、用途によって使い分けることも可能です。

交換したほうがよいケース

ここで、どのような時にキッチンの水道栓を交換したほうがよいのかを紹介します。

まず、耐用年数が過ぎているときです。上記で説明したように、キッチンの水道栓の寿命は約7〜10年。しかし、まだ使用できると思って、年数が過ぎてからも使い続けている人がいるかもしれません。

家族構成や使用頻度によって劣化具合は異なりますが、耐用年数を過ぎている場合は早めに交換することをおすすめします。次に、交換部品の入手に時間がかかる時や入手自体が難しい場合です。

水道金具メーカーでは、どんどん新しい商品が出されています。そのため、現在使用している型があっという間に古い型になるということも。耐用年数が近づいてくると部品の在庫も少なくなってしまい、取り寄せるのに時間がかかることも多くなるでしょう。

規格変更や製造終了した場合は修理ができず、交換せざるを得ないこともあるかもしれません。さらに、サビやガタつきが発生している時です。サビやガタつきは、経年劣化のサイン。水栓全体が劣化していることも考えられます。このような時は、部分的な修理よりも全体の交換が適していると言えるでしょう。

もし、部品を交換して使い続けた場合、別の箇所で不具合が起きることも。これらのケースに当てはまる場合は、新しい水道栓に交換することをお勧めします。

まとめ

キッチンの水道栓が壊れた時は、キッチンの水道栓の症状をチェックしてみましょう。

その際にどこから水漏れしているのか、どこが緩んでいるのかを確かめてください。自分で水栓を分解する時には、後で見直せるようにスマートフォンで写真を撮りながら作業することがおすすめです。

しかし、原因がわからない、自分で作業する自信がない人は、水道業者に依頼してください。正確かつスムーズに取り付けてくれるので、作業がうまくいくか心配する必要もありません。

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