簡単にできる排水管の掃除方法をご紹介！ -しずおか水道職人 -静岡県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水回りスペースに付いている排水管は、定期的に掃除しなければすぐに汚れてしまいます。しかし、排水管は目に付かない部分です。

汚れが付いているか分かりにくい部分でもあるため、後回しにする方も多いのではないでしょうか。この記事では、排水管が必要な理由や簡単にできる排水管の掃除方法を詳しく取り上げます。

簡単にできる排水管の掃除方法

忙しい生活を送っている現代人にとって掃除の仕方がシンプルであることは重要です。ここで、3つの掃除方法を紹介します。どれも非常に簡単なので今すぐ試してください。

お湯を流し込む

用意するのは、タオルとお湯だけです。お湯の温度は40〜50度ほどを目安にしてください。まず、排水トラップなどを全部外し、シンクを清潔な状態に保ちます。シンクが汚れている場合は、軽く掃除しましょう。

次に、排水溝の口を塞いで、シンクにお湯を溜めていきます。全体の7割ほどまでお湯が溜まったら、タオルを引っ張って、排水管内にお湯を一気に流し込んでください。大量のお湯と水圧により、排水管にこびりついた汚れが洗浄されていくはずです。

単純なつまりや汚れはこれだけでキレイになります。2週間に1度ほどの周期で定期的に掃除して汚れを予防してください。

重曹とお酢を使った洗浄

ハウスクリーニングの定番でもある重曹とお酢は、排水管掃除にも使用できます。まず、排水管に直接重曹を振りかけ、その上からお酢をまきます。続いて、40〜50度ほどのお湯をかけて排水管に流し込んでください。

30分〜1時間ほど時間を置いてつまりの原因を溶かした後に、お湯で洗い流しましょう。ヌメリや臭い対策としても効果的です。

パイプクリーナーを使った洗浄

市販のパイプクリーナーは、事前に温めていくことで洗浄効果がアップします。まず、洗面器などを用意し、40〜50度ほどのお湯を注ぎます。その中にボトルごと浸けて薬剤を温めてください。ボトルが破裂する可能性があるので、沸騰したお湯は使わないようにしましょう。

その後、温まったクリーナーを排水管に流し込んでください。15〜30分ほど時間を置き、お湯で洗い流します。

排水管の掃除が必要なケース

ここで、排水管の掃除になる3つのケースを紹介します。

水の流れが悪い

排水管に何かがつまった場合、水の流れが悪くなることがあります。また、排水管が完全に塞がってしまうと、水の逆流や溢れ出しなどの可能性もあります。

このような症状が見られた場合は、排水管を洗浄して、つまりを解消する必要があるでしょう。

排水管からの悪臭

キッチンや洗濯機付近からイヤなニオイがすることもあります。排水管の中が汚れでつまってしまうと、内部から悪臭が発生してしまいます。

そのため、ニオイが気になり始めた時はすぐに、排水管を掃除してください。そのままにしていると、室内全体にニオイが漂ってしまうかもしれません。

排水管からの水漏れ

洗面台やキッチン下の排水管から水漏れしている際は、排水管のつまりが疑われます。「少しの水漏れなので大丈夫」と放置しないようにしてください。最悪の場合、床に水が溜まり、シンク下がカビだらけになる可能性もあります。

定期的に行うとよい排水管の掃除とは？

上記では簡単にできる排水管の掃除方法を紹介しました。しかし、他にも定期的にできる排水管掃除があります。

排水枡の掃除

排水枡を定期的に掃除している人は、少ないのではないでしょうか。家で使った油や排水はすべて排水枡に流れていきます。放っておくと汚れが溜まってしまうのです。目につくにくい場所にあり見落とされがちな部分ですが、掃除しないと排水管がつまる、悪臭が漂うなどの原因になるでしょう。

排水枡を掃除する際に準備するものは、マイナスドライバーとスコップ、ゴミ袋、ホース、タオル、スポンジです。まず、自宅にあるすべての排水枡を確認します。多くの場合、敷地内に設置されています。排水枡を見つけたら、すべての蓋をドライバーでて開けてください。

キッチンなどから水を流して、排水枡の水の流れをチェックします。中に溜まっている汚れは、スコップを使ってゴミ袋に入れてください。油汚れが多いときは、新聞紙を用意して水気を取った後にゴミ袋に入れましょう。

ホースを排水管に差し込み、隙間をタオルで埋め込んだら、一気に水を出して洗浄します。排水管に水が行き渡ったら水を止めて、タオルとホースを外しましょう。汚れがひどい場合は、スポンジで汚れている部分をこすり洗いしてください。

食器用洗剤を使うとしつこい汚れもすぐに落ちるはずです。汚れがキレイになったら、蓋をして終了です。

排水管の分解

排水管のつまりを解消するために、排水管を分解して掃除することもできます。用意するものは、バケツとゴム手袋、ドライバー、歯ブラシです。まず、ゴム手袋を着用して排水管の下にバケツをセットします。

排水管は、各家庭で微妙に違いがあるものです。カーブになっている部分をドライバーを使って取り外し、バケツの中に入れてください。排水管についている汚れを歯ブラシでしっかり落としていきましょう。キレイになったら、排水管を元通りに取り付けて完了です。

ただし、この排水管の分解は、誰でも簡単に行える作業ではありません。無理して行うと破損する可能性もあるため、水回りのDIYに自信がある人だけ行うようにしてください。

排水管つまりを予防するためのポイント

排水管をつまらないために、普段からどのような点に注意できるのでしょうか。3つのポイントを紹介します。

油を拭き取る

料理で使った鍋やフライパン、食器類には油が付着します。これらを、キッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。キッチンペーパーで拭き取るだけでも、流れていく油の量を抑えられます。油汚れが取れるので、洗うのもラクになるはずです。

食材カスや生ゴミを流さない

食材カスや生ゴミを流してしまうと、排水管内の油分と混ざり合って徐々に大きな塊になっていきます。食材カスは小さい汚れですが、雑菌が繁殖しやすく悪臭の原因にもなります。

目の細かいネットを設置して、定期的に交換することでつまりを予防しましょう。大きな生ゴミは、三角コーナーに捨てるようにしてください。

ゴミ受けやワントラップを清潔に保つ

排水溝の入り口にあるゴミ受けやワントラップは、ゴミと接触する部分です。油汚れなども溜まりやすいので、定期的に掃除して清潔さを保つようにしてください。

洗い物をした後に、掃除する程度なのでそれほど時間もかからないでしょう。少なくとも1週間に1回は掃除するようにしてください。

自分でできないと思ったら業者がおすすめ

排水管の掃除は、自分でできる簡単な掃除がたくさんあります。しかし、自分で掃除してもあまり効果がない時には、専門の業者に依頼することがおすすめです。プロにしか扱えない専用の高圧洗浄で、日頃の掃除では届かない奥の汚れもキレイに落としてくれるでしょう。

また、排水管の状態によっては、業者でないと対応できないこともあります。違和感や不審な点があれば作業をストップして、すぐに業者を呼んでください。自分ですると時間がかかる作業でも、プロにお任せするなら、スピーディーに解決してくれること間違いありません。

まとめ

この記事では、自分でできる排水管の掃除方法を紹介しました。自宅にある道具を使って簡単にできる方法ばかりなので、早速試してみてください。

また、排水管を普段からキレイに保つことも重要です。油汚れをそのまま流さず、キッチンペーパーで拭き取る習慣をつけるようにしてください。毎日の習慣で、キレイな排水管を保っていきましょう。

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