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水のコラム

吸水ポリマーを排水口に入れてしまった場合の対処方法

2023年05月18日 その他

日頃育児に忙しくしていると、うっかり紙オムツ(吸水ポリマー)を混入してしまうこともあるでしょう。しかし、そう何回もあることではないので、対処法をきちんと理解している人は少ないかもしれません。

そこで今回は、吸水ポリマーを洗濯機の排水口の中に入れてしまった場合の対処方法について解説します。

紙オムツを洗濯してしまった場合の対処

洗濯機内から洗濯完了の音がして蓋を開けると、洗濯機や洗濯槽内に、透明なゼリー状態の粒々とした物質や紙屑のようなものが付いていることがあります。それは、紙オムツを洗濯してしまったときによくある事態です。

ポケット内にティッシュを入れた状態で洗濯をしてしまった場合よりも、さらにひどい状態といえるでしょう。「粒々」の正体は、紙オムツの吸水ポリマーで、紙オムツの中で吸水する部分のことを指します。紙屑のようなものは不織布です。

この二つは、洗濯機排水口や排水ホース、排水管といった場所の詰まりを引き起こす可能性が高いです。以下、対処方法を紹介します。

排水口内に吸水ポリマーが詰まっていないかをチェック
紙オムツの吸水ポリマーや不織布が排水口や排水ホース、排水管にあると、詰まりトラブルの原因になります。したがって、排水口をチェックしてから清掃をスタートしましょう。

用意するものは、用済み歯ブラシ、ポリビニール袋です。排水口内をチェックする手順は以下の通りです。

・洗濯機のコンセントを抜く
・洗濯機の吸水口を止める
・吸水ホース外す
・洗濯機を動かす(動かさない時は、吸水ホースを取り外さなくてもOK)
・排水口の蓋と部品を取り外す
・詰まり状態をチェックする
・歯ブラシで吸水ポリマーや不織布を除去

排水口をチェックする時は、排水ホースがあるとき、洗濯機自体と排水口とのつなぎ目を外す必要があります。

排水ホースに付着した吸水ポリマーの清掃法
次に、排水ホースに付着した吸水ポリマーを外します。用意するものは、バケツ、ボロタオル、配管ブラシ、ドライバー(必要であれば)です。

作業の手順は、以下の通りです。

・洗濯機本体と排水口のつなぎ目を外す
・排水ホースを外してバケツ内に水を注ぐ
・排水ホース内を配管ブラシで洗浄する
・水を注いだバケツ内で排水ホースを洗浄する

排水ホースは、金属製のクリップで留められている種類がほとんどで、つまみ部分を引っ張るとスムーズに外せます。ネジで留められている種類は、ドライバーで取り外してください。

ここでの注意点は、パイプユニッシュや専用洗剤は使わず、水だけで洗浄すること、排水ホースから流れた吸水ポリマー入りの水は、排水口用ネットでこしてから流しましょう。直接流すと、排水管部分の詰まり原因となります

洗濯槽に付着した吸水ポリマーの清掃法
洗濯槽に目視できる吸水ポリマー・不織布がある時は、なるべく慎重に除去しましょう。

ティッシュを使用すると水を吸収してボロボロ状態になってしまいかえってゴミが増加し、清掃の手間が多くなることにもなりかねません。台所用ペーパーやウェットティッシュが最適です。

用意するものは、台所用ペーパーです。清掃の手順は以下の通りです。

・洗濯槽内部の吸水ポリマーと不織布を除去する
・紙屑フィルターもチェックする
・槽内を洗浄する
・排水口を再び清掃する

ここでの注意点は、槽内を洗浄する場合は、洗剤は用いず水のみで清掃することです。また洗濯槽や排水口・排水ホースに付着した吸水ポリマーが、なかなか取れない場合は、専門の洗濯機洗浄を依頼するのもひとつの手段です。

衣類についた吸水ポリマーや不織布の除去法

洋服類にまとわり付いた給水ポリマーや不織布は、そのまま流さず、ひとまず可能な限り素手で落とすのがいいでしょう。一定レベル清潔になったところで、慎重に洗うようにします。

吸水ポリマーは乾くとパウダー状態になるので洗い落としやすくなります。洋服類の吸水ポリマーや不織布を除去する手順は以下の通りです。

・洗濯機から洋服類を取る
・洋服類を振ったりはたいたりしながら、吸水ポリマーや不織布を洗い落とす
・大きいサイズのたらいに水を注ぎ、柔軟剤を入れる、その中で洋服類を洗浄する
・洋服類を洗濯機内に戻し、水ですすぎ洗いする
・排水口内を再び清掃する

ここでの注意点は、作業を洗面所や浴室ですると排水口の詰まり原因となるので屋外やベランダでビニールシートを敷いてすること、乾燥運転は吸水ポリマーが溶けてしまうので避けることです。

洗濯物に付着した吸水ポリマーが柔軟剤で落ちる原因

「紙オムツ洗濯」「オムツ洗濯機」という、検索ワードでリサーチすると、対処用アイテムとして「柔軟剤を用いるとよい」といった、記事が頻繁に出てきます。

柔軟剤を使うと、洋服類から吸水ポリマーや不織布が取れるのか。確かめるために紙オムツを使って実験した結果を紹介します。

実験の内容は、洗濯機で紙オムツを洗った状態を再現したものです。用意するものは、紙オムツ、ビーカー、わりばし、柔軟剤、おけ、ハギレ、着色料です。

実験手順は、以下の通りです。

・紙オムツの吸水ポリマー部分を切り抜く
・ビーカーに紙オムツの吸水ポリマーを入れる
・色付けした水を吸水させて、よくかき混ぜて60秒間そのままにする

ちなみに、吸水ポリマーが色のついた水を吸収して膨んでおり、ビーカーを横に倒しても水は全然漏れ出しません。吸水ポリマーの吸引力は抜群です。同時に、触るとベトベト状態であり、これは排水口や排水ホースの詰まり原因になりがちです。

・前手順内でハギレを入れて、吸水ポリマーをつける
・端切れに給水ポリマーが付いていることを確かめ、水気を切って脱水する
・水を入れた桶内に柔軟剤を適度に入れ、給水ポリマーのハギレを入れる

実験結果は柔軟剤を入れたおけでハギレをゆすると、へばり付いた吸水ポリマーがスムーズに取れて、ハギレがキレイになりました。この結果から、紙オムツを洗濯してしまったとき、吸水ポリマーを洗い落とすのに柔軟剤を使用すると効果があることが判明しました。

ただ、衣類からはがれ落ちた吸水ポリマーはおけ内にプカリプカリと浮遊しており、これを直接流してしまうと、排水口の詰まり原因となるでしょう。洋服類を洗った後の排水は、吸水ポリマーを排水口用ネットで、こした後、流すようにしましょう

洗濯機に柔軟剤を入れて洗濯するのはやめよう
実験結果から、柔軟剤を使用すると洋服類についた吸水ポリマーはスムーズに落ちます。

ただ、吸水ポリマーがプカリプカリと浮いた水を直接流すと、排水口や排水ホース、排水管に詰まる原因になる危険性が高いです。手間ですが、洗濯機内から洋服類を取り出し別個で洗った上で、再度洗濯機に戻すことをおすすめします。

再び吸水ポリマーを洗濯しないための方法

・洗濯機の近くでおむつの取り替えをしない
・洗濯機周りに「紙オムツを洗わない」と貼り紙をはる
・洗濯機の電源を入れる前に内部をチェックする

育児生活や家事などでストレスをより増やさないために、二度と紙オムツを洗わないように習慣つけたいものですよね。もしも、間違えて紙オムツを投入してしまっても、洗濯機を清掃する機会が来たのだと前向きに捉えるようにしましょう。

まとめ

忙しい育児の中で、吸水ポリマーが取れて排水口に入っているかを確認するのは、大変です。洗濯前には、一呼吸おいて確認するなどの習慣をつけておく、張り紙や付箋に注意書きを書いて貼っておくのも有効な手段です。ぜひ同じ失敗を繰り返さぬよう実践してみてください。

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