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水のコラム

トイレのつまりを薬品で直す方法

2019年07月30日 つまりのトラブル

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トイレがつまっても、慌てる必要はありません。症状が軽いうちなら、市販品や家庭にある薬品で対処できる場合があります。効果的な使い方を理解しておけば、時間をかけずにトラブルを解決できるでしょう。そこで今回はトイレつまりに効果のある薬品をご紹介するとともに、それらを使ってつまりを直す方法をご説明します。

市販品の強アルカリ性薬品で解決

トイレつまりの解消に有効なアイテムとしては、強アルカリ性薬品が挙げられます。さまざまなメーカーの市販品があり、ドラッグストアやホームセンターで購入可能です。

・薬品の効果と使い方
強アルカリ性薬品にはトイレにつまった汚物を溶かす効果があり、トラブルが発生した場所に流し込めばつまり症状を改善できます。

作業中に手違いで水が流れるのを防ぐため、止水栓は事前に閉めておきましょう。ウォシュレット用の止水栓もある場合には、間違えないように注意してください。薬品の投入後、いきなりトイレを流すと便器から水があふれるかもしれません。つまりが解消されたか確認するときも、最初のうちはトイレタンクのレバーを回さずバケツにためた水を少しずつ注ぎ入れたほうが無難です。

薬品だけ使ってもなかなか問題が解決しないときには、ラバーカップも併用するとより高い効果を見込めます。

・購入時・使用時の注意点
店舗には、各種のつまりを解消する薬品が家庭向けに市販されています。トイレ用だけでなくお風呂場用なども並んでいますので、よく確認してから購入してください。

使用時には、まず使い方の説明や注意書きにしっかり目を通します。強力な薬品のため、使い方自体は難しくなくても注意を怠ると思わぬケガにつながる可能性があります。注意書きの指示を守り、万一に備えてゴム手袋もはめておくと安心でしょう。小さな子どものいる家庭では、保管場所にも十分に気をつけてください。

なお、つまり用薬品は日頃のメンテナンスにも効果的です。定期的にトイレに流すと排水管の汚れを落とせるので、つまり予防に力を発揮します。

「重曹」+「クエン酸」の組み合わせもおすすめ
重曹とクエン酸、あるいはお酢があれば、家庭でも薬品をつくれます。食器用洗剤の液体タイプでも、代用可能です。

・重曹+クエン酸(お酢)によるつまり解消
軽度のつまりであれば、重曹とクエン酸(お酢)で対処できる場合があります。用意するのは、重曹(カップ1/4)、クエン酸かお酢(100ml、カップ1/2)、お湯(45度前後、便器の約半分の量)、バケツです。

作業手順は、以下のとおり。
1.重曹(カップ1/4)をトイレに投入。
2.クエン酸(お酢)100mlを続けて投入。
3.お湯を注ぐ。
4.泡立ってきたら、1時間放置。
5.バケツに入れた水を、便器に流し入れる。

きちんと水が流れいけば、つまりが解消した証拠と考えられるので作業完了です。熱湯は便器を割ってしまう危険があるので、使わないでください。

・食器用洗剤(液体タイプ)によるつまり解消
重曹やクエン酸が手元になければ、食器用洗剤を使ってみましょう。食器用洗剤(100cc)とお湯(45度前後、便器の約半分の量、熱湯は厳禁)を用意します。

作業手順は、以下のとおり。
1.食器用洗剤(100cc)をトイレに投入。
2.お湯をゆっくり注ぐ。
3.約20分放置。
4.便器内の水位が下がっていたら、お湯をゆっくり流し込む。

普段通りに水が流れれば、終了です。クエン酸+お酢や食器用洗剤はトイレットペーパーやティッシュ・トイレシートは溶けやすくするため、多少のつまりであれば問題の早期解決を期待できます。

薬品を使ってもダメなら専門業者を呼ぼう

薬品を使ってもつまりが直らなければ、プロの業者に頼むのが一番。料金や実績、見積り内容を見て信頼できるところを選びましょう。

・薬品で溶かせない原因もある
トイレつまりの原因は、薬品で溶かせるものだけではありません。水の勢いが弱いと、少量のトイレットペーパーでも流せなくなる場合があります。水溶性でない異物には、薬品が効果を発揮しません。排水管内に多量の汚れがたまっている場合も、薬品による解決は難しくなります。

ある程度まで時間をかけても症状が変わらないときは、これらが原因かもしれません。適切に処置しないと、被害は拡大する可能性があります。あまり放置せず、はやめに専門業者を呼んだほうがよいでしょう。

・業者選びのポイント
業者選びでは、料金設定や実績の確認が大切です。各々の修理作業の代金を調べると、良心的な料金設定かどうか分かります。多くの実績があるなら、一定以上のスキルをもっていると見なせます。

依頼時には、見積りも用意してもらいましょう。3社以上に作成してもらうのが、基本といわれています。見積りがあれば、作業が終わってから金額が違っていても理由を聞けます。請求金額に納得できないまま、費用を支払う事態にはなりません。複数の業者に見積りを出してもらうと、料金の細かい内訳も比較検討できるのでおすすめです。

まとめ

トイレつまりは、専用の薬品や重曹・クエン酸を活用して改善しましょう。手ごわいつまりに対しては、プロに任せるのが安心です。修理を頼むときには複数業者の料金や実績を把握するとともに見積りもチェックし、料金設定や作業スキルに不安のない依頼先を見つけてください。

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