水のコラム
家庭用井戸ポンプの活用方法!メリットとデメリットを解説
家庭用の井戸ポンプは、災害時にとても役に立ちます。
また、水道代の節約を考え、家庭用井戸ポンプを検討している人も多いのではないでしょうか。
そこで当サイトでは、家庭用井戸ポンプの活用方法やメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。家庭用井戸ポンプを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
家庭用井戸ポンプとは?具体的な活用方法を解説
家庭用井戸ポンプとは、井戸水を汲み上げるためのポンプです。
古くからある手動式のポンプと電動式のポンプの2種類があり、井戸の深さによってポンプのタイプが異なります。
井戸の種類は、岩盤の上にある地下水を利用する10mほどの深さの浅井戸と、30mより深い岩盤の下の地下水からくみ上げる深井戸に分けられます。
井戸の種類を理解して、家庭用井戸ポンプを有効に活用していきましょう。
ここから家庭用井戸ポンプの活用方法を解説していきます。
■生活用水に活用
井戸水は、生活用水に活用できます。飲用水や洗濯・お風呂などに使えます。しかし、生活用水で井戸水を使用する場合には、しっかりと水質調査をおこなってから活用していきましょう。
水質が悪い場合は、生活用水で使えない可能性もあります。
■非常用水に活用
井戸水は、災害時の生活用水や飲料水などの非常用水にも活用できます。
しかし、生活用水と同様に水質調査をしたあと、飲めることが前提です。災害が起きても井戸水なら断水することがないため、有効活用ができます。
■農業用水に活用
農業用水にも井戸水は役立ちます。
畑の野菜栽培の水巻きや家庭菜園へ巻く水は、水道水を使用すると高額になってしまうため、井戸水を活用するのがおすすめです。
広い畑などは大量に水を使用するため、井戸水を上手に活用することで水道代の節約にもつながります。
■営業用水に活用
井戸水は、自動車販売店や工場などの営業用水にも活用できます。
工場での部品洗浄や、車の洗車などは大量に水を使用するため、毎月高額な水道代になるのです。
営業用水を井戸水で活用すれば、経費削減にもつながります。
家庭用井戸ポンプのメリットは?注意点も
いろいろな場面で有効活用できる家庭用井戸ポンプですが、井戸ポンプを設置するのにどのようなメリットや注意点があるのでしょうか?
家庭用井戸ポンプのメリットだけでなく、注意点があることも理解しておきましょう。
ここからは井戸ポンプを設置したときのメリットやデメリットをご紹介していきます。それぞれを理解したうえで、家庭用井戸ポンプの設置を検討することが大切です。
■メリット1:水道代の節約
家庭用井戸ポンプを設置する最大のメリットが水道代の節約です。
井戸は個人の持ち物なので、たくさん水を使用しても水道代がかかりません。
家庭用水で使用するときは、下水に水を流すため下水料金はかかりますが、年間を通してかなり水道代を節約することができます。
■メリット2:災害時に使える
家庭用井戸ポンプは、災害時に使えることも大きなメリットだといえるでしょう。
公共の水道が断水してしまった場合でも、断水することなく井戸から汲み上げれば、トイレや食器洗いなど生活用水として使用できます。昔ながらの手動式ポンプなら停電でも使用可能です。
■メリット3:カルキ臭さがない
井戸水は消毒をしていないためカルキ臭さがありません。水道水からでるカルキ臭いにおいが嫌な人にはメリットといえるでしょう。
水質調査をおこない、飲用水として飲める井戸水は、新鮮でおいしい水です。カルキ臭さのない天然水が無料で飲めるメリットがあります。
■メリット4:一年中適温な水が飲める
井戸水は水道水と違い井戸水は、一年中一定の温度に保たれています。
井戸に溜まった水は外の気温の影響をほとんど受けないため、つねに一定の温度が保てるのです。井戸水が冬はあたたかく夏は冷たく感じるのは、外の気温の変化で感じ方が変わるためといわれています。
■デメリット1:井戸水の水質管理が大変
家庭用井戸ポンプを設置すると、メリットはたくさんありますが、井戸水すべてがきれいな水というわけではありません。
深井戸は飲料可能な井戸水が出やすいといわれていますが、保証はされていないのです。水質管理をしなくてはいけない点は、デメリットといえます。
■デメリット2:ポンプの設置にお金がかかる
家庭用井戸ポンプを新しく設置するためには、お金がかかります。
井戸から新しくつくる場合には、井戸を掘るボーリング作業代や井戸ポンプ代などが請求されます。家庭用井戸ポンプを設置したくても、気軽に設置できない点は、デメリットといえるでしょう。
■デメリット3:水量が一定ではない
井戸は天然から湧き出してくる水を汲み上げるため、水量が一定ではないことがデメリットです。
また地下を掘ってみないと、適量な水が湧き出してくるのかわからないこともあります。雨が少なく、日照りが続くと井戸水が使えない場合があるため、注意しなければなりません。
■デメリット4:停電で水が使えないことがある
家庭用井戸ポンプが電動式の場合、停電がおこると井戸水が汲み上げられないため、水源が停止してしまいます。生活用水すべてを井戸水にしている場合は、発電機を準備しておかなければなりません。手動式にはない、電動井戸ポンプのデメリットです。
家庭用井戸ポンプ設置の費用
上記で家庭用井戸ポンプの設置費用が、高額になるとお伝えしましたが、設置費用にはどのくらいの金額が必要になるのでしょうか?
新規で井戸をつくり、家庭用井戸ポンプを設置していく場合と、井戸ポンプの交換では設置費用の目安も異なります。
ここからは家庭用井戸ポンプ設置費用の目安について、新規で井戸をつくる場合と井戸ポンプの交換設置費用を分けて解説していきます。家庭用井戸ポンプを検討している方は参考にしてみてください。
■新規で井戸をつくる設置費用
新規で井戸をつくる場合は、掘削専門の業者が請け負います。
調査を行い、水源まで機械を使って穴を掘りすすめていき井戸をつくるのです。
そのため家庭用井戸ポンプの設置費用は、浅井戸で30万円ほどが目安といわれています。
深井戸になると作業工程も増え、日数もかかるため100万円を超える費用になる場合があります。
業者によって追加料金が発生する可能性もあるので、依頼する前に見積もりをとることがおすすめです。
■井戸ポンプの交換設置費用
古い井戸を復活させる場合や、家庭用井戸ポンプを交換する場合の設置費用は、4万円〜5万円が工事費用の目安です。作業費用の他に、新規の井戸ポンプ代と古い井戸ポンプの処理代が含まれます。
地域や業者によって金額は異なりますが、目安として参考にしてください。
自分で家庭用井戸ポンプを購入して交換のみ業者へ依頼する場合は、持ち込み料金として通常の工事費よりも高くなることもあります。また、他のメーカーの井戸ポンプだと工事は引き受けない業者も多いため、依頼するときは一度確認をするか、すべてを業者へ任せましょう。
家庭用井戸ポンプを自力で交換する方法
家庭用井戸ポンプを自力で交換する場合は、井戸に給水ホースを挿入していきます。
次に挿入した給水ホースと家庭用井戸ポンプを接続させ、吐出側に塩ビパイプで配管を取り付けましょう。
最後に塩ビパイプの先に蛇口を取り付け、電源コードをコンセントにつなぎ、呼び水を家庭用井戸ポンプに入れていきます。あとは家庭用井戸ポンプを始動させれば、井戸水を汲み上げられ井戸ポンプの交換は完成です。
まとめ
災害時や生活用水などで活躍する、家庭用井戸ポンプの活用方法、設置するときのメリットや注意点などを解説してきましたがいかがだったでしょうか?
新しく井戸をつくりポンプを設置する場合だと、やはり高額な費用がかかってしまいます。
高額な費用がかかっても、災害時の備えや水道代の節約にも効果的です。業者へ工事依頼する際には、先にどのくらいの費用がかかるのか見積もり依頼することがおすすめになります。見積もりが安く良心的な業者であれば、すべての作業を任せても安心です。
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