停電時に断水する原因と災害時への備え -しずおか水道職人 -静岡県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

停電時に断水する原因と災害時への備え

2020年09月30日水のトラブル

地震や台風により停電すると、同時に断水するケースも珍しくありません。そもそも、なぜ停電すると断水につながるのでしょうか。
今回は、停電時に断水する原因や、災害時に備えて準備しておくべきことなどを解説します。災害大国とも呼ばれる日本では、いつ停電や断水が起きても不思議ではありません。備えあれば患いなしで、常に準備しておきましょう。

目次 hide

1 停電時の断水は給水方式が原因

2 断水したときの対処方法

3 災害時の断水に備えて準備しておくべきこと

4 停電時の水道トラブルはプロに任せよう

5 まとめ

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停電時の断水は給水方式が原因

停電時に断水するかどうかは、自宅の給水方式によって異なります。水道管を通して自宅に水を届ける方法は、以下の3通りがあります。

●直結直圧方式
●受水槽式
●直結増圧方式

直結直圧方式は、一戸建てや3階建てまでの低層マンションで多く使用されている給水方式です。電気を使用せず水圧のみを利用して水を運んでいるため、停電が原因で断水することはありません。

一方、4階建て以上のマンションで多いのが、受水槽式や直結増圧方式の給水方式です。どちらも電力を使用してポンプを動かして水を供給しているため、停電によって断水するリスクがあります。つまり、現在4階建て以上のマンションにお住いの場合は、停電時の断水リスクに備える必要があります。

・停電以外の理由で断水することも
災害時に断水が発生する原因は、停電だけではありません。地震の衝撃によって水道管や排水管が損傷したり、給水設備でトラブルが生じたりするだけでも断水する可能性があります。そのため、4階建て以上のマンションにお住まいの方だけでなく、すべての方が災害時の断水に備える必要があります。

断水したときの対処方法

停電時に断水した場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。こちらでは、災害時に慌てずに対応できるようポイントをふたつご紹介します。

・家の中の蛇口をすべて閉める
水が出なくなると、慌てて家の中のすべての蛇口を開いて確認する方もいるでしょう。ただ、そのまま蛇口を開いた状態にしておくと、いざ水の供給が復旧したときに蛇口から水が一気に流れだし、家の中が水浸しになってしまいます。水が出ないことを確認したら、慌てることなく家の中の蛇口をすべて閉めましょう。

・給水所から水を運ぶ
一時的な断水であれば、自宅に用意しているペットボトル飲料などで事足りるかもしれません。ただ、長引く場合は給水所から水を運んでくると安心です。近くの給水所については、水道局のホームページなどで公開されているため、災害時に備えて事前に確認しておきましょう。また、停電時にはエレベーターが使用できない可能性もあります。重い水を階段で運ぶのは負担になるため、家族で協力するようにしましょう。

災害時の断水に備えて準備しておくべきこと

停電による断水はいつ発生してもおかしくないため、普段から準備することが大切です。こちらでは、災害時の断水に備えて準備しておくべきことを3つご紹介します。

・給水方式を確認する
給水方式によって停電時の断水リスクが変わってくるため、この機会に自宅の給水方式を確認しましょう。断水リスクが高い場合は、水の備蓄を多めに行うなど対策が可能です。給水方式は入居時のパンフレットなどに記載されていることもありますが、わからない場合は管理会社に問い合わせましょう。

・水の備蓄をしておく
停電や断水といったトラブルはいつ発生してもおかしくないため、水の備蓄は必ず行う必要があります。ひとり分の水の備蓄は、1日あたり3Lが目安です。被害が大きくなればなるほど水が出ない期間は長くなる可能性があるため、少し多めに水を備蓄しておくと安心です。また、水の賞味期限はメモに残しておき、いざというときに使用できないといった事態を防ぎましょう。

・お風呂やバケツに水を溜めておく
台風のように停電や断水が予測できる場合は、事前にお風呂やバケツに水を溜めておくのが効果的です。飲料水にはできませんが、トイレの水を流したり洗い物に使用したりできます。

停電時の水道トラブルはプロに任せよう

停電が発生すると、断水をはじめとしてさまざまなトラブルが発生する可能性があります。停電が復旧すると同時に解消した場合は良いのですが、時間が経っても直らない場合は専門の水道修理業者に依頼しましょう。水道トラブルを放置していると、家財や床への浸水など二次被害を招く可能性があります。なるべく早く連絡して、プロの力で解決してもらいましょう。