キッチンの止水栓が見つからない!設置場所や閉め方についてわかりやすく解説 -しずおか水道職人 -静岡県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

静岡 地元密着、実績10万件
0120-492-315 水道修理の24時間受付 お見積もり無料

水のコラム

キッチンの止水栓が見つからない!設置場所や閉め方についてわかりやすく解説

公開日:2025年11月20日 キッチンのトラブル


シンク下の収納を開けたら、床が濡れていて、調味料のボトルも水浸し……。
慌てて水を止めようと、配管はあるのに止水栓がどこにあるのかわからない……。

放っておくとどんどん浸水してしまうため、どうすればいいのかパニックに陥ってしまう方も多いでしょう。

止水栓の場所は、実はキッチンのタイプによって変わります。ただ、ほとんどのタイプのキッチンでは、シンク下スペースのどこかに必ず備え付けられているもの
ハンドルをひねるだけのタイプもあれば、マイナスドライバーが必要なタイプなどもありますが、種類さえわかれば、操作自体は簡単です。

この記事では、止水栓に関する基本的な知識や実際の操作方法、「固くて回らない」といったトラブルへの対処法など、実際の水漏れシーンで困らないための情報をご紹介しています。
今まさに水漏れで困っているという方も、一旦落ち着いて読み進めてください。

今すぐ確認!キッチン止水栓の場所

シンク下で水漏れを発見したら、まず止水栓を閉めることが被害拡大を防ぐための最優先事項です。ただ、普段見慣れない配管周りで、どれが止水栓なのか見分けがつかない方も多いかもしれません。

止水栓を探す際は、まずシンク下の扉を全開にした上で、中に入っている鍋や調味料を取り出しましょう。中を確認すると、奥の壁際にある配管が目に入るはずです。
この配管は通常2本あり、右側が水道水、左側が給湯用というのが一般的な配置です。

配管をよく見ると、床から20~30センチくらいの高さに横に飛び出した部分があり、配管より一回り大きな金具がついていれば、それが止水栓です。
ほとんどのタイプには、ハンドルが付いていたり、マイナスドライバーを差し込む溝があるはずですので確認しておきしょう。

シンク下が引き出し式の収納になっている場合は、少し手間がかかります。引き出しを上に持ち上げるようにしながら手前に引くと外れる仕組みになっていますので一度試してみてください。

シンク下に止水栓が見つからない時は?

シンク下をくまなく探しても止水栓が見当たらない……実は、止水栓が意図的に「隠されている」ケースも少なくないんです。

まず疑うべきは背面パネルの存在です。
最近のシステムキッチンなどは、配管を隠してすっきり見せるデザインも増えています。

シンク下スペースの奥に、ネジで固定されているようなパネルがあれば、一度それを外してみましょう。その奥に止水栓が隠されていることがよくあります。

次に注意したいのが、壁付き水栓を使っているタイプです。
シンクが壁に直接取り付けられているタイプでは、蛇口も壁に接続されていることがあります。

その場合、蛇口本体の付け根あたりに小さなハンドルや溝が付いていれば、それが止水栓です。

それでも見つからない場合、残念ながらキッチン専用の止水栓が設置されていない可能性があります。築年数の古い住宅や、DIYでリフォームした物件では、止水栓を省略していることが稀にあります。
こういった場合は、家全体の元栓を閉めるしかありません戸建てなら敷地内の地面にあるメーターボックスの中に、マンションやアパートなら玄関横のパイプスペース内に設置されているケースが一般的ですので、一度確認してみてください。

ただし、元栓を閉めると家中の水が止まってしまうため、水回りの使用が無いことを確認した上で実施するようにしましょう。

集合住宅の場合、隣室の元栓が同じスペースに備え付けられている場合があります。誤って操作すると、大変な迷惑を掛けてしまうことになりますので、よくわからない場合は不用意に操作しないよう注意してください。

止水栓と元栓の違い

先ほど少し触れた元栓ですが、止水栓との違いを理解しておくと、今後の水トラブル対応がよりスムーズになります。

簡単に言えば、止水栓は「その場所だけ」、元栓は「家全体」の水を止めます。キッチンの修理なら止水栓で十分ですが、見つからない時は元栓で対応することになります。

実は止水栓には、もう一つ便利な役割があります。それが水圧調整機能。「キッチンの水が勢いよく出すぎて、洗い物の度にびしょ濡れになる」という経験はないでしょうか。
そんな時は、止水栓を少し絞ることで水圧を調整できます。全開の状態から2~3回転戻すだけで、ちょうど良い水圧になることが多いです。

ちなみに、築年数の古い住宅で止水栓がない場合、後から設置することも可能です。費用は配管の状態やキッチンの型式にもよりますが、だいたい数万円程度。
水圧調整や将来的な水のトラブルに備えたい場合は、一度検討してみても良いかもしれません。

止水栓の種類と見分け方


止水栓を見つけても、どうやって操作すればいいのかわからなければ意味がありませんよね。
止水栓にはいくつかの種類がありますが、基本的な仕組みはどれも同じ。ただし間違った操作をすると、止水栓を破損させてしまう可能性もあるため注意は必要です。

ハンドル式止水栓

一番わかりやすいのがハンドル式の止水栓です。見た目は水道の蛇口を小型にしたような形で、三角形のハンドルや丸いハンドルが付いています。

このタイプの良いところは、何といっても工具が不要なこと。手でハンドルを回すだけで水を止められます
時計回りに回せば閉まり、反時計回りで開くという、蛇口と同じ仕組みなので操作も簡単ですね。

比較的新しい住宅では、このハンドル式が主流になっています。2000年代以降に建てられた家なら、ほぼこのタイプと考えて良いでしょう。
水用は青、お湯用は赤というように、色分けされているものもあるので一度確認してみてください。

ドライバー式(内ネジ式)止水栓

一見すると止水栓には見えない、地味なタイプがドライバー式です。
配管から少し出っ張った金属部分に、マイナスの溝があるだけ。知らない人が見たら、ただの金具にしか見えないかもしれませんね。

このタイプは、マイナスドライバーを溝に差し込んで回すことで栓が開閉します。
ドライバーがすぐに用意できない場合は、10円玉でも代用できますが、溝を傷めやすいので注意が必要。できれば幅広のマイナスドライバーを使うのがベストです。

築15年以上の住宅では、このドライバー式が多く採用されています。省スペースで設置できるため、狭いシンク下にも相性がいいんですね。
ただし、定期的に動かしていないとすぐに固着してしまうという欠点もあります。

ワンタッチ式・レバー式

最近のリフォームや新築で採用されることが増えているのが、レバー式の止水栓です。レバーを90度回転させるだけで開閉できる、シンプルな構造になっています。

レバーが配管と平行になっていれば「開」、垂直になっていれば「閉」という具合に、見た目で開閉状態がわかるのも特徴
力もほとんど必要ないため、誰でも簡単に操作できて便利ですね。

中にはワンタッチで押すだけのボタン式もありますが、手軽に操作できる反面、何かの拍子に栓が閉まってしまうなんてこともあるため、物を出し入れする際などは注意が必要でしょう。

止水栓の正しい閉め方


水漏れで焦っている時でも、止水栓を闇雲に回すのは危険です。古い止水栓を無理に回すと、配管ごと破損して大惨事になることもあります。
まずは深呼吸して、正しい手順で作業を進めましょう。

ここでは、安全に止水栓を閉める方法についてご紹介します。

閉める前の安全確認

止水栓を触る前に、まず状態をチェックしてください。
緑青(ろくしょう)と呼ばれる緑色のサビや、白い結晶のようなものが付いていませんか。これらは銅管の腐食のサインです。

腐食がひどい止水栓は、触っただけでポキッと折れることがあります
実際、「止水栓を回そうとしたら根元から折れて、水が噴き出した」という事故は珍しくありません。

明らかに腐食している場合は、無理をせず元栓を閉めるか、すぐに業者を呼んだほうが安全でしょう。

また、止水栓の周りに電気製品がある場合は、感電防止のため先に移動させておきましょう。
特にコンセントに挿したままの電子レンジやトースターは要注意です。

タイプ別の正しい閉め方

●ハンドル式の場合

  1. ハンドルを時計回り(右回り)にゆっくり回す
  2. 回した回数を必ず覚えておく
  3. 動かなくなるまでしっかり回しきる

固着してしまっている場合など、力を入れすぎると破損の原因になるので注意が必要です。

●ドライバー式の場合

  1. マイナスドライバーを溝にしっかり差し込む
  2. 片手で止水栓本体を支える
  3. ドライバーを押し付けながら時計回り(右回り)に回す
  4. 回した回数をかならず覚えておく
  5. 動かなくなるまで回す(無理に回しすぎると溝が削れるため注意)

10円玉などの硬貨で代用する場合は、タオルなどで包むと滑りにくくなりますが、溝を傷める可能性があるので、あくまで最終手段と考えておきましょう。

●レバー式の場合
レバー式は最もシンプルで、レバーを配管に対して垂直になるまで回すだけです。
開いている時は配管と平行、閉じている時は垂直という具合に、見た目でわかりやすいのが特徴です。

ただし、中途半端な位置で止めないことが重要。カチッと手応えがあるまでしっかりと回し切ってください。
不完全だと水が完全に止まらず、異音発生のトラブルに繋がることがあるため注意しましょう。

水が止まったか確認する方法

止水栓を閉めたら、必ず確認作業を行います。
まず蛇口をひねってみてください。配管に残っている水が数秒出ることはありますが、その後完全に止まれば成功です。

忘れがちなのがお湯側の確認。水は止まったけどお湯が出続けているというケースは意外と多いので、両方の蛇口を確認してください。
給水管と給湯管、それぞれに止水栓があることを忘れずに。

最後に、シンク下の水漏れが止まったかチェックします。
止水栓を閉めても水漏れが続く場合は、排水系統のトラブルの可能性が高いです。この場合は水を使わないようにして、別の対処が必要になります。

止水栓が回らない時の対処法

長年触っていない止水栓は、固着して回らないことがよくあります。
そんな時は、まずゴム手袋を使ってみてください。素手では滑る止水栓も、ゴム手袋なら摩擦力が上がって回せることがあります

それでも動かない時は、ハンドルを軽くコンコンと叩いてみるのも有効です。
ただし、とにかく力任せは厳禁。配管ごと破損する恐れがあるので、少しでも異変を感じたらすぐに中止してください。

また、市販の潤滑剤を使う方法もあります。止水栓の根元にスプレーして5分ほど待ってから再挑戦すると、固着が解消されていることがあります。
使用後は周囲をよく拭き取ることを忘れずに。

もし止水栓に緑青(緑色のサビ)や白い結晶が付いている場合は、腐食が進んでいる証拠
このような止水栓は触るだけで折れる危険もあるので、基本的には自己判断で触らないことをおすすめします。

どうしても回らなかったり、腐食がかなりひどい場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
無理に回そうとして配管を破損させてしまうと、小さな水漏れが大惨事に変わってしまいかねません。
止水栓の水漏れは応急処置をして業者に連絡を!

キッチンの止水栓トラブルQ&A


止水栓に関する疑問や困りごとは、実際に水漏れが起きてから初めて気づくことが多いものです。
この記事でご紹介した内容も振り返りつつ、実際に現場でもよく尋ねられる質問についていくつかまとめてみました。

Q:止水栓がないキッチンはどうする?

A:築年数が古い住宅では、キッチン専用の止水栓がないケースもよくあります。残念ながらその場合は、元栓で対応するしかありません。ただし集合住宅の場合、隣室の元栓が同じスペースに備え付けられている場合がよくあります。誤って操作すると、大変な迷惑を掛けてしまうことになりますので、よくわからない場合は不用意に操作しないよう注意してください。

Q:止水栓から水漏れしている場合はどうする?

A:止水栓自体から水が漏れている場合、パッキンや配管接続部の劣化が原因であることがほとんどです。ただし、止水栓の修理に関しては配管工事の知識が必要で、失敗すると被害が拡大する恐れがあります。自分での対処はできる限り避け、早めに業者に相談することをお勧めします。

Q:マイナスドライバーがない時の代用品は?

A:10円玉が最も手軽な代用品です。ただし、硬貨は滑りやすく、溝を傷める可能性があるので、あくまで緊急時の手段と考えておきましょう。
バターナイフや定規なども使えますが、やはり確実なのはマイナスドライバーです。100円ショップでも購入できるので、1本は常備しておくことをお勧めします。

Q:止水栓を閉めても水が止まらない原因は?

A:まず確認すべきは、水とお湯、両方の止水栓を閉めたかどうかです。片方しか閉めていないケースが意外と多いため、再度確認しておきましょう。
両方閉めても止まらない場合は、止水栓の内部パッキンが劣化している可能性がありますので、すぐに専門業者による対応が必要です。

Q:賃貸で勝手に止水栓を操作してもいい?

A:緊急時の止水栓操作は問題ありません。むしろ、水漏れを放置する方が問題です。ただし、止水栓を操作した後は、必ず管理会社や大家さんに連絡してください。
また、止水栓が固くて回らない場合は、無理に回さず管理会社に相談しましょう。勝手に工具などを使って破損させてしまうと、思わぬ修理費用を請求される可能性があります。

キッチンの止水栓トラブルは「しずおか水道職人」へ!


水漏れは突然起こるものですが、止水栓の場所と操作方法を知っていれば、被害を最小限に抑えることができます。この記事を参考に、一度ご自宅の止水栓を確認してみてください。

万が一、止水栓が見つからない、固くて回らない、腐食していて触れない。そんな時は無理をせず、私たち「しずおか水道職人」にお任せください。

静岡県内であれば、365日年中無休で迅速に駆けつけます。止水栓の交換から水漏れ修理まで、経験豊富なスタッフが確実・丁寧に解決いたします。
お見積もりは無料。必ず料金にご納得いただいてからの施工を徹底しておりますので、安心してご依頼いただけます。

キッチンの水漏れでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

静岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「しずおか水道職人(静岡水道職人)」

公式LINEアカウント始めました!お友だち募集中
お電話一本ですぐに駆けつけます!

しずおか水道職人(静岡水道職人) 0120-492-315